車対車の事故を起こした際に、関係してくるのが過失割合です。
ただこの過失割合は、かなりグレーゾーンです。
というのも、裁判所によっても判断が分かれたりします。
なので、過失割合というのは明確な基準はなく、
最終的にはその事故によって異なるということをまず押さえるようにしください。
ただ、だからといって何の基準もなければ過失割合を決めようがありません。
そこで登場するのがら、判例タイムズという裁判所が発行している本です。
判例タイムズとは、各事故形態の基本過失割合を明記している本です。
私は、保険会社の社員として事故対応を3年やりました。
おそらく、最低でも2500件の自動車事故を処理してきました。
その中でも、判例タイムズは毎日のようにみていました。
要は、保険会社の事故対応の社員は、
過失割合において基本的に、判例タイムズを参考に過失割合を決めています。
これは、全保険会社同じです。
よく相手保険会社との電話でも、
「この事故は判例タイムズの○ページの事故形態と同じなので、
基本の過失割合は○対○でOKですよね?」と話し合うわけです。
そこで、当事者双方の解釈も一致しているなら、これで話を進めていくわけですね。
もちろんあくまでも基本の過失割合なので、携帯いじりながら運転していたとか、
スピードを20kmオーバーで走っていたとかになると、過失割合が10%〜30%と変わっていくわけです。
なので、過失割合の決め方の流れは、まず事故形態から基本の過失割合を決定する。
そこから、細かい部分をみていき、過失割合を修正していくという流れです。
ただ、当事者同士の解釈が分かれれば、もちろん話は揉めます。
事故形態において、双方の解釈が異なるわけですからね。
一応、裁判所も判例タイムズを基準に過失割合を考えているので、
裁判所がそうなら保険会社もそれを基準に考えるというわけです。
なので、もし事故を起こして保険会社の過失割合に納得いかないというのであれば、
判例タイムズのコピーを郵送で送ってもらってください。
だいたい、事故形態の9割程度は判例タイムズに記載がありますので、
あなたの事故形態もおそらくのっているはずです。
とりあえず、過失割合=判例タイムズと考えていればOKだと思いますよ
トピック!
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弁護士費用特約があれば、無料で弁護士に相談・示談代行依頼が可能なので、過失割合で納得できない場合は、必ず弁護士を頼ってください。そのための弁護士ですからね。
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メールで今の状況をお伝えし、過失割合を何とかできないかだけでも聞いてみる価値はありますよ。
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